近本 喜光 博士(本コース前身、大気海洋圏環境科学専攻 博士課程修了)が日本気象学会2018年度正野賞を受賞

2018年10月9日

本コースの前身、大気海洋圏環境科学専攻博士課程を2005年に修了した近本喜光博士(現在、ユタ州立大学Assistant Professor)が、日本気象学会2018年度正野賞を受賞することになりました。受賞対象の研究業績は、「10年規模気候変動の予測技術開発と地球環境システム変動の予測可能性に関する研究」です。近本博士は、熱帯太平洋と熱帯大西洋の大気海洋系がウォーカー循環と呼ばれる東西方向の拡がりを持つ大規模大気循環を介して、相互に影響し合いながら10年規模で変動することを発見しました。2017年6月〜7月に本コースに滞在された折に、この研究に関連した内容をEOASセミナーで拝聴したところでした。近本博士は、日本のMIROCモデルの他にもアメリカのCESMを用いた近未来予測を精力的に進めておられ、本コースの教員や大学院生とのさらに研究交流をすすめているところです。

(*)気象学会によるお知らせはこちら。