修了生・在院生の声

このページには、現在在籍中の学生および、最近修士あるいは博士課程を修了して社会に出られた人からのメッセージを掲載しています。(卒業年が前後してますが、新着順に掲載しています。なお、下記で「現在」とは掲載時のことです。)


I was an international student at Hokkaido University from India. I finished my doctoral course at the Division of Environmental Earth Science. I had no prior knowledge of Japanese language when I arrived in Japan. But the office of Hokkaido University especially the Graduate school of Environmental Science was very helpful through out my study period with the office staffs conversing in English and helping in every official matters. A lot of advanced facilities were given to the students for conducting their research. The seminars in the division as well as in the respective research groups by the students, staffs and invited speakers were really helpful to widen our research outlook in different field of study. I had also experienced the classes which were taught in English during the course provided by International Antarctic Institute. These collaborative courses gave the students ample international exposure and instill confidence to do research any where in the world. Sapporo is a beautiful city with modern facilities and Hokkaido University is situated in the heart of the city with a beautiful campus. I had fulfilling experience both in personal and research front during my doctoral study at Division of Environmental Science.
(C.C. Bajish, Ph.D., Sep 2013; Now(soon) at York Univ. Canada)


は修士・博士課程で、高層気象観測(ラジオゾンデ)用センサの開発に取り組んでいました。在学中にインドネシアBiak島での観測キャンペーンにも参加し、自身で開発したセンサを使って大気中の水蒸気測定を行いました。“センサ開発”という一風変わった研究テーマに取り組み、良かった事、そうでない事、楽しいこと、辛いこと、色々な経験をしましたが、本コースで学べて本当に良かったと思っています。今後もセンサ開発を通じ、大気科学・気象学の発展に微力ながら貢献したいと考えています。本コースの特徴はなんと言っても、大気から海洋のことまで幅広く学べることだと思います。修士課程から基礎から学ぶことができますので、私もそうであったように今まで地球科学に興味があったけど学ぶ機会がなかった方にもオススメのコースだと思います。
(杉立卓治、2014年3月博士課程修了;現在、明星電気株式会社勤務)


コースの特徴の一つは、これまで気象や海洋等を学んだことがない人でも広く受け入れてくれることだと思います。私自身、本コースに入学するまでは気象や海洋とは全く畑違いの分野でした。そんな私でも、本コースで気象や海洋の基礎をしっかり学ぶことができ、卒業後の現在は空港で気象観測の仕事をしています。航空気象観測では航空機の安全を守るため、シビア現象(例えば、雷や雹、激しい下降流を伴う積乱雲)に特に注意しなければなりません。観測に入る前には、予め今日はシビア現象が発生する可能性が高い大気の状態なのか天気図等からある程度把握します。それにはシビア現象に関する理解と知識が必要となりますが、ここで在学中に受けたメソ気象(激しい雨や雷、竜巻等の現象を含む気象分野)の講義や学生本読みゼミで得た気象力学の基礎知識が活きています。また気象庁内には本専攻の卒業生が何人もいるので、意外なところで(大)先輩に会えたりします。「これまで気象や海洋とは無縁だったけど、以前から興味はあったんだよね。」って方には本コースは最適なのではないでしょうか。
(寺尾建哉さん、2011年3月修士課程修了;現在 気象庁勤務)


は低温科学研究所の技術部に所属しており、サーバの管理をしたり、研究観測に参加したり、研究に関わる様々なサポートを行っています。実は入学時はパソコンが苦手で劣等感を感じる毎日だったのですが、今ではそれを生業にしています。これは計算機演習で教員やTAの方々が、毎週居残りする自分でも我慢強く鍛えて下さり、私もそれに答えようと必死に追いつこうとしていたからだと思います。また、修士課程1年の研究室配属前にはロシア船観測に参加という貴重な体験をさせて頂きました。海洋学に興味を持つ第一歩になり、さらに今の仕事のベースとなり生かされています。2010年には第52次南極地域観測隊に参加しましたが、ここでも学生時代の経験が非常に役に立ちました。今の仕事は学生時代の経験が直接生かされていると、強く感じています。このコースに来なければ、海洋学に興味を持つ事は無かったですし、現在の仕事に就く事は無かったと思います。
(小野数也さん、2003年3月修士課程修了、2004年9月博士課程中退;現在 北海道大学低温科学研究所 技術専門職員)


士課程から現在に至るまで南極底層水を追い続けてきました。在学中には海外の第一線の研究者と議論するチャンスを数多くいただき、オーストラリア主催の国際南極海氷観測にも参加させていただきました。修士・博士課程で学んだ事は、直球ど真ん中で卒業後の研究生活に役立っていると思います。指導教員以外の教員からも十分に指導を受ける事ができる環境にあった事、熱意のあるPD・先輩・同期に恵まれていた事、レベルの高いセミナーに鍛えられた事の三点は、必ずしもどこの大学・研究室にあるものではない特徴的な強みと感じました。これらにより、自身の本来の実力では到達できないところまで引き上げてもらったと思います。
(田村岳史さん、2007年3月博士課程修了;現在 国立極地研究所 助教)


は修士課程から本専攻に入学して気象学を学び始め、太平洋と大西洋の大気海洋相互作用の研究で博士課程を修了しました。修士課程では、気象学や海洋学および流体力学を基礎からしっかりと学ぶことができ、大学院時代に学んだことがその後の研究生活に大変役に立っております。卒業後も、他分野にわたる教官陣に加え、世界各地で活躍している先輩や後輩とも盛んに交流ができ、研究の励みになっております。本専攻で培った学問の基礎や人脈が卒業した現在でもなお私の貴重な財産となっております。お世話になった方々にはこの場をお借りして、お礼申し上げます。
(近本喜光さん、2005年12月博士課程修了;現在 ハワイ大学国際太平洋研究センター研究員)


学中に米国カリフォルニア大学スクリプス海洋研究所の調査船に乗り、西部北太平洋(黒潮続流域)の大気海洋相互作用解明のため、ラジオゾンデを用いた観測を行いました。本研究科に入学した当時は、英語できない、プログラミングできない、ただ大気海洋分野に興味があるだけの物理学科出身の学生でしたが、在学中に海外経験、プログラミング経験、プレゼンテーション経験を積み、現在性懲りもなくラジオゾンデのメーカーに勤務しています。研究科でお世話になった先生方と現在でも仕事でお話をする機会があり、私の場合は学生時代の経験が現在の職務に直結していたと感じています。後の就職に直結していなくても、本研究科で得られる経験は社会人になっても役に立つはずです。
(甲斐 浩平さん、2006年3月修士課程修了, 2009年9月博士課程中退;現在 明星電気株式会社勤務)


士課程において北太平洋における海水温の年々変動について、データ解析の手法を用いて研究しました。このコースでは、気象・海洋の力学、計算機演習、物理実験の講義を受講することができ、研究を進める際の基礎として大変役立ちました。また、修士論文を作成する過程で、論文のレビューや計算結果の解釈について、担当教員を含め先生、先輩との厳しい議論により、ブラッシュアップすることができました。 研究者ではなく一般企業に進んだ場合、社会人生活では研究内容そのものが、直接役立つ場面は少ないかもしれません。しかし、ゼミやセミナーでの発表通じて習得した、相手にわかりやすい資料を作成し、自分の考えを伝えるスキルは、社会人生活でも重要な要素の一つとして、自分の財産になっています。 現在、システムエンジニアとして地球観測衛星データの保存・配付システムの開発を担当しています。衛星データが利用されることを通じ、地球環境問題の解決に向けて、少しでも貢献したいと考えており、修士課程でこのコースを選択して良かったと感じています。
(遊佐稔さん、2002年3月修士課程修了;現在 富士通株式会社勤務)


のコースには良いなと思える点が2つあります。1つは研究室同士の垣根がとても低いということです。コースの中には様々な分野を専門とする十数の研究室がありますが、自分の研究室以外の教官の方に相談や話を聞きに行っても皆さん嫌な顔ひとつせず、よく来たなという感じで話をきいてくださいます。もう1つの良い点は他の大学から入学してくる人が多いということです。それは即ち色々な地域で暮らしていた人たちと交流できるチャンスであり、今まで自分になかった物を得ることができます。沖縄の時間が流れている人や関西弁で捲し立てる人など私の同期にも色々な人がいて楽しかったです。この様に良い雰囲気の中で楽しい研究生活を送ることができる本コース。お勧めですよ。
(本間 有慈さん、2011年3月修士課程修了;現在 北海道庁勤務)


士論文では、 融解期における海氷の内部構造特性の変化について研究しました。その過程で、 冬の北海道サロマ湖に野外観測に行って海氷コアを取ったり、放射フラックス を測定したり、-15℃の部屋で結晶構造を観察したり、(おいしい牡蠣を鍋一 杯食べたり)色々な貴重な体験をさせて頂きました。また、自分は物理の初学 者であったため、当初は研究ができるのだろうかという不安を抱えていました が、熱心な先生や優しい先輩方の指導の下、きちんと理解しながら研究を進め ていくことができました。興味を持って、チャレンジしていけば多くのことが 学べる素晴らしい場所だと思いますので、興味を持っている方は是非見学に来 て下さい。
(石井大樹さん、2010年3月修士課程修了;現在 富士フィルター工業株式会社勤務)


のコースの特徴は何と言っても僕のような他大学・他分野からのならず者でさえやさしく受け入れてくれるその懐の深さと研究室間の見えない壁にとらわれず自由で活発な議論ができるその器の大きさにあります。僕は修士・博士課程で中緯度の大気海洋相互作用について研究を行ってたこともあり、コース内のセミナーなどの発表の場では大気・海洋・海氷分野それぞれの教官方からメッタ打ち...コメントを沢山いただきその後の研究を多いに発展させることができました。また研究分野だけではなく教官方が専門としている研究手法も理論・観測・モデルと多岐に渡っており、非常にバランスのとれたFCバルセロナのような最強の布陣を敷いています。更には博士課程の間、ハワイ大学に3ヶ月間滞在し海外の最先端の研究に触れる機会があるなど徒然なるままに生きていてはきっと見過ごしてしまうであろう何ものにも代え難い経験をすることができました。さぁ、何を躊躇うのです。今こそくすぶっているその心に『情熱』と言う名の炎を灯す時なのではないでしょうか?。
(古関 俊也さん、2009年6月博士取得;現在 シンガポール 南洋工科大学 研究員)


2010年3月に修士課程を修了したひとびとからの短いメッセージ集:
  • 大気と海洋そして海氷もあるよ!! (R.S.)
  • 自主性を認められた、すごく有意義な専攻でした。手を抜けば抜けるし、しっかりやればそれなりの物が得られる所だと思います。僕個人としてはすごく楽しく研究ができました。(T.Y.)
  • 環境科学院は大学院入学後、1年間にわたり専門分野の基礎を学ぶことができる。数学科出身の自分はこの点に魅力を感じ、この学舎を選択した。実際、研究を始める前に比較的広く気象学を学ぶ事ができ、自分にあった研究室を選び研究を進める事ができた。また、この院のさまざまなジャンルの研究者と関れる性質によって、進路である気象庁に入るために必要な知識、経験も身につけることができた。振り返ってみると、この大学院、専攻コースに進んだことは、自分にとって大きなプラスとなったと断言できる。(A.U.)
  • 熱心な先生方と適切なカリキュラムで、大気海洋の知識に乏しい私でも2年間でしっかり学ぶことができた。(T.I.)
  • 天気のこととか、海のこととか、少しの興味、そしてやる気、熱意があれば、きっと充実した研究生活が送れます。一度少しでも興味をもった研究室の先生に話しを聞くことをおすすめします。(A.A.)
  • 本コースの先生方は個性豊かで面白い方ばかりで、幅広い分野について御教授していただけるので、充実した学生生活を過ごせると思います。大気海洋分野に興味のある方には、最高の環境が整っていると思います。(M.O.)
  • このコースの2年間はとても充実したものでした。先生方だけでなく、先輩、後輩、同期にめぐまれ、とても楽しく研究生活を送ることができました。指導教員の青木先生には公私共にお世話になり感謝しています。ありがとうございました。(M.K.)
  • 担当教員はもちろん、他分野の先生・先輩のアドバイスも受けながら研究を進められて、充実した2年間でした。観測の授業も多く、データ解析だけではわからないことも学ぶことができました。(M.O.)

士論文では中緯度海洋フロント域の大気海洋相互作用について研究しました。この研究テーマは大気と海洋に関する幅広い知識を身に付けなければいけませ んが、本専攻においてはそんな心配は要りませんでした。本専攻の教官陣は日本でも有数の大気・海洋研究グループですので、自分自身がやる気にさえなれば 活発な議論をすることができますし、ときには教官陣から研究を進める上で重要な手がかりになるコメントを得ることだってできます。また本専攻では講義や ゼミ以外でも教官や他専攻の学生と交流する機会に恵まれていますので、研究以外の話で盛り上ったり、研究の合間に気分をリフレッシュしたりすることもで きます。私は本専攻で研究に取り組むことができて本当に良かった、と心から思っています。
(時長 宏樹さん、2005年3月博士取得;現在 国際太平洋研究センター(IPRC; 米ハワイ州) 研究員)


は氷期−間氷期スケールの気候変動を研究しています。特に、気候に 大きな影響を与える海洋炭素循環とそれに対する堆積過程の果たす物理 メカニズムに興味があり、海底堆積モデルと海洋物質循環モデルを結合 させたシミュレーションの解析を行っています。私の研究は、海洋物理学、 海洋化学、および地質学を総合した学際的な研究です。そのため、修士課程 では海洋物理学を軸に他分野の授業も受講し、幅広い知見を深めてきました。 また、研究成果を発表する専攻内セミナーでは、多くの教員や学生から活発な 意見が得られるため、新しい発想を与えてくれる場として参加しています。 学生や教員の隔たりなく仲良く過ごせる雰囲気は、大学院生活の中で 大きな糧となっています。興味をもった方は是非見学に来てください!
(近本 めぐみさん、2006年3月博士取得;現在 ミネソタ州立大学研究員)


は、テレコネクションパターンと呼ばれる大気の長期変動パターンについて研 究しています。テレコネクションパターンは気候変動を理解する上で欠かせない 存在の一つです。また異常気象とも関係が深く、テレコネクションパターンを支 配する力学・物理過程を明らかにすることは、学術的な興味はもちろん、社会貢 献という観点からも非常に意義のある研究だと思っています。
研究を進める上で、本専攻は恵まれた環境にあると言えます。設備等もさること ながら、教官の方々の専門分野が幅広いことは大きなメリットです。「気候シス テム」という言葉が示すように、地球大気は、海洋や生態系など様々なシステム と相互作用することで成り立っていますから、各専門分野の先生方からのアドバ イスは貴重です。また、各研究室間の垣根が低いのも本専攻ならではの魅力で す。研究室に関係なく、15時には研究に疲れた人達でコーヒーを飲んだり、 After 5 には時々お酒を飲みに行ったり、休日には大自然の中へ飛び出して鋭気 を養ったりしています。
どうです?一度見学に来ませんか?コーヒーを用意してお待ちしてます。
(森 正人さん、博士課程在学中記す; 現在 東京大学 研究員)


は、長谷部研究室に所属し、日本上空のオゾン減少傾向というテーマを通して、気球を使ったオゾン観測、プログラム作成やデータ解析など幅広く学びました。中でも、ガラパゴス諸島で多くの国の人々と共に行なった観測はとても貴重な経験となりました。 僕は学部時代にほとんど地球物理学を学ばず、とても大きな不安を抱えて大気海洋にやってきました。ですが、教授や先輩に問題を持っていくと「おまえこんなことも分からんのか、だめやなぁー」などと冗談を言われるものの、結局は最後まで付き合って頂いて、僕が理解するまで熱心に指導して頂きました。大気海洋はそんなあたたかい人の集まりです。
「学部で学んで来たこととは畑違いだけど、私は地球について多く学びたい」と考えているみなさん。何も恐れず、情熱だけ持って先ずは地環研に見学に来てみてはいかがでしょうか。
(吉倉 佑さん、、2005年3月修士取得;現在 マツダ株式会社勤務)


は南極の海氷の変動に関する研究をしています。南極の海氷変動は 温暖化問題に対してだけではなく、南大洋の生態系や大規模の気候変動への影 響が示唆されています。また、大気・海洋・海氷の三つの相互作用を考慮しな ければならない複雑な領域でもあります。しかしながら、他の領域に比べて観 測が十分でないために、近年まであまり研究がさかんではありませんでした。 今後の観測データの蓄積とともに、モデルの開発や研究が期待されています。
本研究科は縦と横のつながりが非常に強く、様々な人と仲良く研究すること が出来ると思います。たくさんの研究室の方の話をきくことが出来るので、 漠然と地球環境問題に興味を持っている方も、きっとやりたいことを見付ける ことができ、自分の研究分野にとどまらず幅広い知識を身に着けることが出来 ると思います。
(平池 友梨さん、2006年3月修士取得; 博士課程をへて現在 東京大学 研究員)