人間と気候の関わりを地域のシステムとして理解する
 本研究室で対象とする空間スケールは人間の日常の活動範囲から国という行政の空間的広がりまでを含んでいます。また、大気の下部は陸面と接しているため、人間活動の影響が強く現れます。
 人間活動は、都市化や農地開拓・森林伐採など様々な目的で土地利用や陸面状態を改変しています。また、都市における除雪や農地の散水など、人間による日常的な陸面状態の操作は局地気候に影響をもたらしますが、その特徴は地域によって大きく異なります。
 一方で、気象は人間活動に多大な影響を与えており、安全で快適な生活を確保するために、現代では気象情報は欠かすことができません。極端な気象による災害や、農業・河川の管理、流通やエネルギーなど、社会の様々な要素が気象と何らかのかかわりを持っています。地域の詳細な気候予測を行うことで、地球温暖化に代表される気候変動が社会活動へ与える影響を評価することも求められています。これらの研究によって、気候変動に対して社会がとるべき対策を検討することが可能になります。

関連するテーマ(例)
- 地域の気候予測、力学的ダウンスケーリング(地域気候予測、農業・生態系影響評価、自然エネルギーなど)
- 防災気象(強風、大雪事例やその統計解析
- 人為的な土地被覆改変と地域気候への影響
こちらも参考にどうぞ
  • プレスリリース「札幌の都市化が気温の長期変化に及ぼす影響の評価
  • 気象学と社会のかかわり
  • 気象庁「気象情報を活用して気候の影響を軽減してみませんか?」
  • 気象庁「気象ビジネス推進コンソーシアム」
  • 防災科学技術研究所「気象災害軽減イノベーションセンター」