研究室の方針
大気海洋相互作用をキーワードに気象学, 海洋学, 気候学等に関する研究を行います。研究は、常に「新しいこと」との関わりです。新しい技術や発見を楽しみながら、研究に真剣に取り組める雰囲気を大事にしたいと考えます。また研究を進める過程では、様々なことを知り、考え、経験することになります。この過程が、学術的な成果だけでなく、豊かな人間性を育む一助となることを願っています。
一緒に研究をしてみませんか?
2021年度からスタートした新しい研究室です。一緒に大気海洋相互作用の研究を進めてくれるメンバーを求めています。
大学院とコース
北海道大学大学院・環境科学院・大気海洋物理学・気候力学コースに所属する必要があります。本コースでは、海洋学・気象学の分野における錚々たる教員陣が一体的に教育を行っています。私もその一員として講義や演習を担当します。大学院生は、修士1年(M1)の途中から、いずれかの研究室の所属になり、研究テーマを決めて修士論文や博士論文に取り組むことになります。コースの詳細や入試についての情報は コースのウェブサイトを参照ください。
進め方
研究室での研究の進め方を具体的にイメージをしやすい様に紹介をします。
もちろん、状況に応じてフレキシブルに対応します。
個別指導
学生さんと一緒に研究を進める上で中心的な部分になります。
- まず興味や考えについてしっかりと「対話」をして方向を定めましょう。
- 方向が定まってきたら様々な論文を読んでみます。過去に行われた研究や現状について知ることは、新しい研究を始める第一歩です。
- 論文が読める様になってきたら、自身の研究の戦略を練っていきます。
- 戦略が固まってきたら、実際に手を動かして研究を進めていきましょう!
研究は楽しくもあり、困難なこととの戦いでもあります。一つ一つ着実に乗り越えられるよう、指導とサポートをしていきます。
グループでの議論
一つの事についても、様々な見方や考えがあります。メンバー全体で時間を共有し、議論することで新たな発見や気づきがあると考えています。
- 自身の研究を他のメンバーに理解してもらえる様になりましょう。
- その為のプレゼンや議論に仕方についても慣れていけるようにします。
- メンバーとの議論を通して研究の内容をより深めていきましょう。
学外での活動
研究が形になってきたら、ぜひ研究集会や学会で発表をしてみましょう。 より広い世界で研究成果をアピールし、フィードバックを得る機会を得ます。
技術・データ
観測
必要に応じて自ら観測を行うこともあります。これまでに大気の鉛直構造を観測するラジオゾンデやドローン(マルチコプター)を使った観測を行いデータを取得しています。