フィールドワークに基づいた研究は北海道大学のお家芸といってよいでしょう．環境科学院でも，現在，グローバルCOEプログラム「統合フィールド環境科学の教育研究拠点形成」が実施中です．漢字が並んで名称はいかめしいですが，お家芸をいかした研究を北海道内のみならず，アジア／ユーラシア地域でますます発展させましょうということです．

札幌は自然豊かな土地柄です．北海道や北大のキャンパスでの自然の豊かさは，なんとなくアウトドアにつながっているという感じがあります．

逆に，北海道や北大という言葉から，インドアというイメージは湧きにくいかもしれません．

でも，私が札幌に来てわかったことは，季節を通じてオフィスワークがやりやすいということです．

夏でもエアコンはいりません．冬の屋内も断熱性が良いので暖かいです（”寒くない”ではありません！”暖かい”です）．ほかにも，春のスギ花粉がない，通勤がきわめてラク，などなど．

良いことばかり書くとうそくさいので，正直に言いますと，３月の雪解け時期は未だに苦手ですが，幸か不幸か学期末と学期初めにあたるので，せわしなくしているうちに，すっかり溶けています．雪解けにしても，まぁ，オフィスワークにはもともと関係ありません．

アウトドア派も，インドア派も，単に私がどちらも歓迎しているだけではありません．

北大はフィールドワークにもオフィスワークにも最適です．

ここで言うオフィスワークとは，事務仕事ではなく，コンピュータを用いた研究や実験室における実験など，屋内で行う研究活動をさしていますので，以上のことは本研究室に限ったことではありません．