2010年度の修士課程学生受け入れについて
(内部向け募集要項−2010年7月)
受け入れ可能数:
2名
研究分野:
熱帯大気科学、成層圏対流圏大気交換過程、対流圏オゾン光化学過程、
対流圏・対流圏界面領域用各種測定器開発、気候変動監視ネットワーク、など
研究テーマ・興味があるテーマ:
・対流圏界面領域における波/擾乱の力学および物質輸送過程・脱水過程
(成層圏と対流圏の大気交換過程)(観測、GCM実験)
・熱帯対流圏・下部成層圏のオゾンの変動とその要因(観測、データ解析)
・熱帯対流圏・下部成層圏の水蒸気の変動とその要因(観測、データ解析)
・高層観測用の各種高性能水蒸気センサーの運用・改良・共同開発(観測など)
・雲粒子デジタル撮像ゾンデシステムの開発(まだ計画に留まっていますが)
・熱帯上部対流圏の水蒸気・雲と放射過程(上記センサー開発の先にあるもの)
・大気中の層状構造の生成・維持メカニズム(ややマニアックです)
・石狩平野の気象および大気質変動(学生さん主導ですが)
・気候監視を狙った高層気象観測ネットワークの構築(今後しばらくは
私自身はこれに多くの時間をさく予定です)
メッセージ:
「地球科学はいつも観測事実から始まる」と私は考えています。ですから、
学生の皆さんには是非じっくりと観測データを"見る"ことから始めて欲しい
と思っています。修士論文の具体的なテーマについては、(私の研究テーマ
も参考にしつつ)学生さん自身で興味あるものを考えて自主的に選択する
のが理想であると考えています。
なお、私自身の地球科学に対する基本姿勢は、現場観測などにより自分なり
に現象を体感すること、および、理解を深めるために必要と思われれば測定
器開発や数値実験なども含めて様々な手法に慎重かつ大胆に挑戦すること、
の二点です。
私に少しでも興味がある人は、まずは気軽に話をしにきてください。
私の部屋は(冷暖房をつけている時以外は)いつもドアを開け放して
おくようにしてあります。
過去の指導学生の研究テーマなど他の諸情報については、
http://wwwoa.ees.hokudai.ac.jp/~fuji/index_jp.html を御覧下さい。
なお、2010年度はサバティカルをとっています。
9/10から12/3までは米国に滞在しています。
したがって、論文紹介発表会まではある程度自主的に勉強・研究を
進めていただくことになりますので、この点、あらかじめご了承下さい。
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