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第 220回 大気海洋物理学・気候力学セミナー のおしらせ

日 時: 9月 15日(木) 午前 09:30
場 所: 環境科学院 D棟2階 D201号室

発表者: 山中 康裕 (地球環境科学研究院/教授)
\\Yasuhiro Yamanaka (Faculty of Enviromental Earth Science/Professor)
題 目: 最近5年間の海洋生態系モデリングを振り返って…
\\Overview of my marine ecosystem modeling in recent five years

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最近5年間の海洋生態系モデリングを振り返って… \\Overview of my marine ecosystem modeling in recent five yeas \\ (山中 康裕\\Yasuhiro Yamanaka) 発表要旨 :

この5年間、気候変動から水産資源変動までのEnd-to-Endモデリング を行ってきた。多くの外部資金によるプロジェクトが今年度を中心と して終了する。そこで、私の考える上記のモデリングのイメージに加 えて、5年前どういう状況だったかを振り返るとともに、この5年間で 行ってきたこと、次の5年間でどういう方向に進むかを考えてみたい。 物理過程は自前調達の中解像度(水平解像度:1度x1度)から海洋物 理学者が開発した中規模渦を表現した高解像度も使用するようになっ た。また、海洋生態系・物質循環過程はPICESで開発したNEMUROから 鉄循環などの物質循環を強化したMEMを使用するようになった。統合 モデルの各パーツの改良として、植物の光合成の式を、ミカエリス・ メンテン経験式から生理気候に基づく最適取り込み式に変更したこと、 マイワシの回遊を定式化したこと等も大切な研究であったと考えてい る。  また、PICESでのモデリングや海洋生態系相互比較研究計画MAREMIP など国際的対応も大切な成果である。それらを通じて、延べ2ヶ月間 程度10回、1年間程度2回、若手研究者を海外に送り出してきた。  今後の方向性として、観測による同化、生態系多様性のモデリング などが考えられる。いま、研究の仕込みを考えているところである。

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連絡先

豊田 威信 (Takenobu Toyota)
mail-to: toyota@ees.hokudai.ac.jp