以下は,修士課程のおおよその予定です.2年間で基礎から順番に学び,研究に至れるよう考えてカリキュラムは組んでいます.なお,大学4年までに大
気海洋について十分に勉強したという人は,必ずしも,基礎的な授業から受講しなければいけないというものではありません.そのような人は周辺の教員,もし
くは,仮指導教員に一度ご相談下さい.
コース開講講義並びに関係する講義に関しては§5をご覧下さい.コース授業に関する時間割は§6にあります.また,演習内容の詳細については,§7を参照して下さい.
講義と演習以外に,「大気海洋物理学・気候力学セミナー(通称 eoas seminar)」をはじめとし,研究グループ毎のセミナー,各種勉強会等が行われます.セミナー等については,§8を参照して下さい.
- M1
M1前期は将来の専門に関わらず必要となる大気と海洋の物理学,流体力学,データ解析法等の基礎について学び,さらに,計算機の活用法,データ解析法,流体力学,大気観測法に関する演習を通じて,学んだことを実践できるようになることに,中心を置きます.
7月の終りに,指導教員を決定し,その後は,大気海洋・気候力学の勉強,モデリングの勉強を演習も含めて進めつつ,指導教員の指導の下自分の研究領域に関する論文を読み,研究に向けての勉強を始めます.
11月には,大気海洋物理学・気候力学セミナー
で自分が読んだ論文を紹介
して貰います.
- M2
M2前期には,M1前期に取らなかった授業,特に,自分の視野を広げるような他コース提供の基礎論などを取りつつ,修士研究,もしくはそれに向けた勉強を進めます.5-6月頃に,自分の研究領域のレビューや研究計画,研究の途中経過に関する発表を大気海洋物理学・気候力学セミナーで行います.
M2後期は,修士研究中心となります.B棟コロキウム,極域セミナー等で発表し,いろいろな意見を聞きます.11月上旬から中旬頃に,コース全体の中間発表会として,ポスター発表を行います.1月はじめに修士論文題目の提出,中旬に要旨の提出,1月終わりから2月のはじめに修士論文(審査対象版)の提出,2月上旬に修士論文公開発表会
(2020年度は,2月4-5日),
その1週間後に,審査対象版に対する審査意見を反映した修士論文(最終保存版)の提出となる予定です.