内容

• 計算機基礎演習(担当 石渡, 沼口； 1.5 単位)
  

  目的：我々大気海洋グループでは, 学生諸君に1人1台の PC/UNIX マシンを提 供している. この演習では, 各人の計算機を自主的に管理し, グループ 全体の計算機システムを使いこなすための基礎的なスキルと知識を習得 する.
  内容：
  1. PC/UNIX(Linux) のインストールとセットアップ
  2. UNIX の 基本
  3. X window system
  4. メールやニュースの読み書き
  5. ネットワークを介した計算機の使い方
  6. テキストの整形(TeX)と作画ツール(Tgif)
  7. 様々なソフト(GrADs, DCL)のインストール
  備考: 必ず履修すること。
  
  
  

  スケジュール

  • 4/13(木) 演習の予定、専攻計算機環境の概要，アカウント作成
  • 4/14(金) ネットワークの利用
  • 4/17(月) 計算機設置, Vine インストール，X(1)
  • 4/18(火) UNIX の基本，エディタ
  • 4/21(金) メールとニュース，shell
  • 4/24(月) X(2), プリンタ
  • 4/25(火) ホームページ, セキュリティ
  • 5/01(月) ソフトウエアのインストール, rpm によるアップグレード
  • 5/02(火) TeX
  • 5/08(月) FORTRAN, DCL, GrADS
  • 5/09(火) バックアップ, 管理コマンド,
  • 5/15(月) FORTRAN・言語演習
  • 5/22(月) FORTRAN・言語演習
  • 5/29(月) FORTRAN・言語演習
• 地球流体力学演習（担当 久保川、豊田；1単位）
  目的：地球流体力学の講義を補完し、流体力学並びに回転流体力学に関する理 解を深めることを目的とする。
  内容（予定）：

  前半： 流体力学演習：簡単な状況に対して流体力学の方程式 を適用し、問題を数学的に解く。また、それを図にすること等により、流体力 学について理解を深める。

  後半： 回転水槽内で生じる現象を実 際に見、その力学を考えることにより、回転流体力学の基礎概念について理解 を深める。予定されている実験は、
  1. 非回転系と回転系の違い。回転流体の２次元性。テーラー柱。
  2. スピンアップ・スピンダウンとエクマン収束
  3. ポテンシャル渦度：水位変化と相対渦度
  4. ロスビー波(山岳ロスビー波)
  5. 海洋循環．水槽内でのスベルドラップ平衡と西岸強化

  備考：地球流体力学の講義を合わせて履修すること。
  
• 大気・海洋データ基礎演習（担当 沼口、谷本；1 単位）
  目的: 大気・海洋の基礎的なデータにもとづき計算機を用いた演習をおこない, データ解析の基礎について学ぶ.
  内容:
  1. 計算機上でのデータ表現.
  2. データ処理のためのさまざまな道具.
  3. 処理結果表示のためのさまざま道具.
  4. 簡単な統計量の計算.
  5. 基礎的なデータの利用方法.
  
• 大気海洋データ解析演習（担当 山崎、谷本；1単位）
  目的並びに内容：当専攻の保有するデータを、自分でテーマを決め、実際に解析 することにより、データの扱い方、解析法、さらに、現実の大気海洋現象に対 する理解を深める。
  備考：大気海洋データ基礎演習を履修していることが望ましい。
  
• 海洋観測法演習（担当 大島、深町、水田；0.5単位）
  内容（予定）：
  １．採水方法
  ２．ＣＴＤの操作
  ３．塩分検定
  ４．溶存酸素滴定
  ５．流速計・切り離し装置の原理
  ６．係留系観測の概要
  
• 数値計算法演習（担当 向川、水田；0.5単位）
  目的：地球流体的題材をもとに実際に方程式を数値的に解くことにより、数値 計算とは何かを体得する。
  備考：気候モデリング特論を合わせて履修することが望ましい。
  
• 数値モデリング演習（担当 山中；0.5単位）
  目的並びに内容：具体的な気候の問題に適応した、実践的かつ簡単なモデルを 構築し、その振舞いを調べる。
  備考：気候モデリング特論を合わせて履修することが望ましい。