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第 119 回 大気海洋物理系 B 棟コロキウム のおしらせ

日 時:2001年 10月 29日(月) 午後 17:30 〜 18:30
場 所:地球環境科学研究科 C棟 C104

発表者:加山 斉 (気候モデリング講座 M2)
題 目:陸面過程モデルMATSIROへの炭素循環過程の組み込み(主に呼吸、土壌分解過程)

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陸面過程モデルMATSIROへの炭素循環過程の組み込み(主に呼吸、土壌分解過程) (加山 斉) 発表要旨 :

  
 陸面過程モデルMATSIRO(Minimal Advanced Treatments of Surfice Interect- 
  ion and Run Off)は、国立環境研究所の江守さんらによって開発された陸面の 
  エネルギーバランス、水バランスを表現するモデルである。これらに加えて、 
  近年熱く議論されている地球温暖化問題の解決のためには必要不可欠である地 
  球上の炭素収支の解明という観点から、新たに炭素バランスの過程が組み込ま 
  れた。しかし、現在組み込まれている炭素バランスサブモデルでは光合成過程 
  と葉の呼吸過程だけが考慮されている。一方、現実の植生では、さらに幹枝や 
  幹の呼吸(これは別に幹枝や幹が直接CO2を吐き出す訳ではなく、それらを維持 
  するために使用する炭素消費量を表現したもの)、そして土壌の微生物による土 
  壌有機物分解過程に伴う大気への炭素放出過程が考えられる。本研究では、既 
  存のMATSIROにこの幹枝・根の呼吸、土壌分解過程を組み込むことを目的とする。 
  今回の発表では、それについてできたところまでを発表する。 
  

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連絡先

江川 晋子 / 稲津 將 @北海道大学大学院地球環境科学研究科
大気海洋圏環境科学専攻大循環力学 / 気候モデリング講座
mail-to:egawa@ees.hokudai.ac.jp / Tel: 011-706-2298