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第 86 回 大気海洋物理系 B 棟コロキウム のおしらせ
日 時:2000年 10月 16日(月) 午後 16:30 〜 18:30
場 所:地球環境科学研究科 管理棟 2階講堂
発表者:赤澤 悠子 (大循環力学講座 M2)
題 目:温暖化に伴う積雪変化の地域的特性 -モデルと観測の比較-
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温暖化に伴う積雪変化の地域的特性 -モデルと観測の比較- (赤澤 悠子) 発表要旨 :
IPCC(1990)によると最近40年間に全球平均で地表面気温は約0.2〜0.3℃上昇 していた。その度合は一様でなく北緯40度から70度の大陸上で最大であった。 この違いをもたらす重要な過程の一つが積雪と氷のアルベドフィードバック である。 そこで本研究では、温暖化における積雪の役割を考えるために、温暖化に 伴う積雪の変化はどのような地域的特性をもつのか、また積雪の変化には どのような物理過程が効いているのかについてを調べることを目的とした。 今回の発表では、CCSR/NIESのAGCMとCCSR OGCMの大気海洋結合モデルを用いた Emori et al.(1999)による温暖化モデルのシミュレーション結果のデータ (積雪水当量)を用いて、積雪のトレンド・水収支の解析等を行った結果を報告する。 また、旧ソビエト・カナダのNational SNOW & ICE Data Centerによる観測データ とモデルの結果の比較・検討についても報告する。
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