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本コースでは大気海洋物理学・気候力学に関する基礎からの積み上げ式の講義が
開講されます.それに加え,専攻共通講義,他コースの講義や学院共通講義,
起学専攻兼務の本コース担当者による起学専攻の講義等,多くの関連する講義
も開講されます.このように多くの講義が開講されますが,あまりに多くの講義
を履修することは必ずしも理解を助けるものではありません.まずは,コース開講
授業で大気海洋物理学・気候力学をしっかりと身につけて下さい.
その上で,各自の興味に従い,無理のない範囲内で他の講義を取って下さい.ま
た,特別講義を除く通常の講義は,基本的には,毎年開講されますので,取りた
い授業がたくさんあるときには,2年計画で受講してください.
講義内容に関しては,大学のシラバス
http://syllabus01.academic.hokudai.ac.jp/Syllabus/app/Search/SearchMain.aspx
を御覧下さい.
[コース開講講義]
- 大気海洋物理学基礎論(M1): 4月-6月,週2回.全員が理解しておくべき内容.
- 大気海洋解析法特論(M1): 4月-7月,週1回.演習とリンク
- 地球流体力学特論(M1): 4月-7月,週1回.演習とリンク
- 大気環境科学特論(M1,M2): 4月-7月,週1回
- 極域海洋学特論(M1,M2): 4月-7月,週1回
- 大気力学特論(M1): 6月-11月,週1回.
- 海洋力学特論(M1): 6月-11月,週1回.
- 気候変動特論:10月-2月,週1回.
- 気候モデリング特論:10月-2月,週1回.演習とリンク
- 地球圏科学特別講義I: 高藪縁 東京大学大気海洋研究所 教授(9月15-16日)と升本順夫 東京大学理学系研究科 教授(12月5-6日)を講師とします.
# (M1)とあるものはM1の間に順番に履修することが想定されています.(M1,M2)=
とあるものはM2で履修しても良いものを示しています.
[地球圏科学専攻共通講義]
- 古環境学基礎論: 4-6月,週2回
- 地球雪氷学基礎論: 4-6月,週2回
- 大気海洋化学基礎論: 4-6月,週2回
- 遠隔情報学特論: 6-7月,週2回
# 基礎論は地球圏科学の全体像を把握するための授業です.
修士課程2 年の間に(大気海洋物理学基礎論以外に)一つ以上
受講することが望まれます.
[その他の関連のある講義]
- 地球環境科学総論(学院共通): 4月68日(環境科学院D棟D201大講義室)
- 寒冷圏気象・気候学特論(雪氷・寒冷圏科学コース): 後期前半(水・第34時限目)
- 実践環境科学総論I(起学専攻): 前期(火・第1、2時限目、C204-2)
- 水循環学特論(起学専攻): 前期前半(月水・第1時限目、C204-2)
- 環境解析学特論(起学専攻): 前期(金・第3時限目、D101)
- Advanced Course in Climate Change Impacts(起学専攻): 後期(月・第3、4時限目、C202)
- 水資源学特論(起学専攻): 後期(火・第1時限目、D102)
- (環境と人間)「気候変動を科学する」:コース教員の多くが担当する学部授
業: 前期
- 大気海洋物理学基礎論[英語]: 4-6月,週2回
# これらの授業は,当コースの教員が他コースや他専攻で開講する講義,学院
内の共通講義等です.地球環境科学総論はコースの授業が始
まる前に受講することが期待されています.その他は各自の興味に従い,無理
のない範囲内で受講下さい.
講義においては,受講したけれども結局よく分からなかったということが多い
かと思います.これは,学生諸君のみならず,教員にとっても授業が無駄な
時間だったということになりますから,判らないことは躊躇せずに質問し,さら
に,講義の後は必ず復習をし,疑問を残さないようにしてください.
一歩ずつでも確実に進んでいくことが重要です.また,時間を全て授業で埋める
人もいますが,多くの授業を同じ時期に取って
消化不良に陥るよりは,履修する授業数を減らし,予習復習に力を入れた方が
多くの場合は好ましい結果を導きます.
Youichi Tanimoto
2016-04-15