クロイスター(The Cloister)
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クロイスターは、マンハッタン島の北の端にある
中世美術を扱ったメトロポリタン美術館の別館で、
見るのに約1時間ぐらい掛かります。
入場料は8ドルでメトロポリタン美術館と共通ですから、
同じ日に回れば、両方の美術館を見ることが出来ます。
ここは三脚・フラッシュなしのみの条件で写真撮影で来ます。
ロックフェラーJr.が寄付して、土地と中世美術のG.バーナード・コレクションを
買い取って、コレクションをうまく建物にはめ込んで建てられたものです。
中世の教会を模して建てられていて、3つの礼拝堂、4つの回廊などがあります。
というので、中世の教会に来ているという錯覚にしばしば陥ります。
パンフレットに寄れば、フランス革命で捨てられたものを
その土地の有力者が自分の財産にしていたものをG.バーナードが集めたそうです。
それにしても、こういうのを見ていると
お金持ちで最も世界で有名なのがロックフェラーだというのが納得できます。
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ミッドタウンからは、M4のバスで片道約1時間掛かり、終点がクロイスターです。
途中のハーレムなどバスの中から安全に見ることができます。
また、モーリングハイツのリバーサイド教会やコロンビア大学、聖ジョン大聖堂に寄るといいでしょう。
(左)クロイスターの北側のバス停から見たところ。
(右)小さなドアを入るとクロークや受付に続く長い廊下を登っていきます。
(右)ゴシックの礼拝堂。(中央)ボッパルトの部屋。(左)ランゴンの礼拝堂。
ユニコーンのタベストリーの部屋。
5・6枚かのタペストリーが組になって、ユニコーンを生け捕りにするまでの物語になっています。クロイスターで最も有名な所蔵物です。
部屋は真っ暗で、この写真は無理矢理に修整しています。
普通のカメラだったら全く写らないでしょう。
(左)ボッパルトの部屋の15世紀のステンドグラス。
(中央)ゴシックの礼拝堂の14世紀のステンドグラス。
(右)グラス・ギャラリーの窓にはめられたステンドグラス。
(左)12世紀のキュクサの回廊。
この回廊がクロイスターの中心にあり、 冬場は、中庭との間にガラスがはめられて、中は暖房されています。
(右)15世紀のトリーの回廊。
(右)ボンヌフォンの回廊。 13世紀後半から14世紀前半の回廊の再現だそう
で、 中世に栽培されていた薬草などの植物が植わっています。
ここからマンハッタン島とハドソン川にかかる唯一のジョージワシントン橋が見られます。
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