[May 30,'99, JAL406]

パリから帰る便です。 8時ごろ離陸するので、ちょうど日没を迎えますが、 高緯度の白夜の領域のすぐ近くを飛行するので、 ほぼ暗くなるとまたすぐに明るくなってきます。

考えてみると興味深いのは、パリを飛び立つときには、夕方、 西北西の空に日が沈み、東南東の空に月が上がってきます。 そのままずーっと月の高度は上がらず、 いつのまにか、また朝になって、月は西南西の空に移動して、 朝を迎えるというわけです。 というので、飛行機の右側の窓から月が見え続けるのですが、 高度が上がらないまま、夕方の東から朝方の西に移動します。



ちょうど満月が東の空に見えます。 地球影ではっきりと暗い空の領域が見えます。

日没方向。

再び明るくなって、地球影がはっきり見えますが、月は高度を上げています。


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