read文
サンプルプログラムNo.2
「摂氏から華氏を求める」
readとwriteの構文(その1)
- キーボード(標準入力)やファイルからの入力には、read文を用い、
ディスプレー(標準出力)やファイルへの入力には、write文を用いる。
- 「read (装置番号,書式) 変数名, ....」「write (装置番号,書式) 変数名, ....」のように書かれる。装置番号は、0以上の整数もしくは、「*」を指定し、
標準入出力のときには「*」を用いる。
それ以外の使い方は「9. open〜close」のところ参照。
- 書式に「*」を指定した場合は、適切に入出力させる「おまかせ」の意味である。
それ以外の使い方は、「 6. 何度も繰り返し do 〜 end do」や「8. write文の書式」を参照。
- 変数を「,」で括って複数入出力できる。「入出力並び」といい、複雑な書き方もできる。
- つまり、キーボードからデータを読み込む場合は、read (*,*)を用いる[推奨]。
- 一般的に、read文を使って読む込み際に、意図したように読み込めない場合が多いので、一度はwrite文でちゃんと読み込めたかどうか確認をすること[推奨]。
- write文の一つは、一行の出力に対応するので、
複数のwrite文を使って1行を作ることは出来ない(Fortranの不便なところの一つ)。
演習問題
- 前のプログラムNo.1のa,bをread文でキーボードから読めるようにせよ。
2002年度 fortran 演習
担当教官:山中康裕(galapen@ees.hokudai.ac.jp)・豊田威信(toyota@lowtem.hokudai.ac.jp)