はじめての放射線計測
測定器の準備
2011 年 10 月に東京世田谷で「ラジウム騒動」があった。
局所的に放射線量の高いホットスポットを調べてみたら、民家の床下から瓶入りのラジウムが発見されたという話だ。
福島原発事故とは無関係であることが分かったが、決め手は「核種同定」だった。
- 測定器の選定:
γ線を放射する物質を特定するには、放射されるγ線のエネルギーを測定すればよい。
測定器を購入するなら、「何々マイクロシーベルト/時」という線量率だけでなく、「エネルギースペクトルの推定」に使うことのできる機種の方が価値が高い。
- ネットで検索:
「環境放射線モニター」で検索した結果、見つけたのが Mr.Gamma A2700 というハンディタイプのγ線測定器だ。
これは、γ線のエネルギー強度をアナログ信号として外部出力するため、これを分析すればエネルギースペクトルが計算できる。
パソコン並みの値段だが、個人が使う測定器としての信頼性は十分だ。
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