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第 222 回 大気海洋物理系 B 棟コロキウム のおしらせ
日 時:2013/10/02(火) 15:00 -- 17:00
場 所:環境科学院 D201
発表者:相澤 健太朗(大気海洋物理学・気候力学コース M2)
題 目:西岸境界流ジェットの構造決定について
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西岸境界流ジェットの構造決定について (相澤 健太朗) 発表要旨 :
黒潮続流などの西岸境界流ジェットがどのような空間構造をもつかを明 らかにするために2層準地衡流β平面のモデルを用いて数値実験を行った。 西岸境界流ジェットの構造は順圧渦が再循環をつくり渦位を調整し、流出 流へと接続する構造となっており、流入ジェットの不安定の強さや流出条 件により再循環の長さが変化することが知られている。しかし、それらの 要素と再循環の長さの関係の定量的な議論や、また傾圧不安定がどのよう に再循環の形成に関わるかという議論もされていない。 本研究ではその点に注目して、様々な流入プロファイルや流出条件での 実験を行った。それにより、流入が傾圧不安定のみのプロファイルの場合 でも、傾圧不安定が解消された後、順圧不安定な構造ができ、その構造が 順圧渦をつくり再循環を駆動していることが分かった。また流入のプロフ ァイルが傾圧不安定な場合と傾圧不安定と順圧不安定な両方な場合を比較 した時、渦位の一様化の仕方が変わることが分かった。
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