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第 188 回 大気海洋物理系 B 棟コロキウム のおしらせ
日 時:2007年 10月 22日(月) 午後 16:30 〜 18:30
場 所:地球環境科学研究科 A棟 講堂
発表者:佐久間 康平 (大気海洋物理学・気候力学コース M2)
題 目:大気大循環モデルにおける地形性降水のパラメタリゼーションとその大規模場への影響
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大気大循環モデルにおける地形性降水のパラメタリゼーションとその大規模場への影響 (佐久間 康平) 発表要旨 :
大循環モデルには、そのモデルで直接扱える大規模過程とモデルでは扱えない 小規模過程があり、それら小規模過程の統計的な効果を大規模過程に 関係付け定式化すること(パラメタリゼーション)が重要とされている。 パラメタリゼーションされる過程には様々であるが、その中の一つに サブグリッドスケールの地形による地形性降雨に対するものがある。 現在のAGCM(大気大循環モデル)においては、サブグリッドスケールの地形は 重力波生成に関して考慮されているのみである。そこで、本研究では サブグリッドスケールの地形による降水過程をパラメタ化してAGCMに組み込み、 その大規模場への影響を定量的に調べることを目的とする。 まずAGCM内の積雲対流スキームを用いて作成された気柱モデルを作成し、 そこにサブグリッド地形効果を与えた場合にどのような変化が生じるかを調べる。 その後、サブグリッド地形効果のスキームをAGCMに組み込み、全休的な降水量の 変化や循環場への影響を調べる。
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